ハーブティーで完璧な一杯を淹れるには
夜のリラックスタイムのリチュアル
ここ最近、ハーブティーは珍しいものではなくなり、割とあらゆるところで売られるようになりました。スーパーでも売られていて、ここ10年でずいぶん身近な存在になりましたよね。可愛いハーブティーをプレゼントでもらった、という方も多いのではないでしょうか?
植物療法士として、声を大にして言いたいことは、「ハーブティーには正しい淹れ方がある」ということ。そして、ティーバッグのパッケージに書かれている淹れ方は、植物療法の観点からは物足りないことが多いのです。
せっかく買ったハーブティーを最大限に楽しみ、その恩恵を受けるために、今日はハーブティーの淹れ方をstep by stepで見ていきましょう。
Step1. The quantity 茶葉の量をチェック
茶葉の状態でハーブティーを購入した場合、1回で飲む量(200cc)のお湯に対して、だいたい大さじ1の茶葉を使います。
これはハーブの有効成分をしっかりと抽出するためのバランスです。ティーバッグを使う場合は、そのまま使って良いのですが、バッグを開けて茶葉として使うという手もあります。(でも、せっかくバッグに入っているのが便利なので、私は開けたことはありません。)
Step2. The teapot ティーポットはプール
茶葉をティーポットに入れる時、ポイントはセットでついている茶漉しを使わないこと。外しておいて、最後に使います。
茶葉は直接ティーポットに入れます。これは、お湯を注いだ時に、茶葉に伸び伸びと「泳いでもらう」ためで、そうすることで、茶葉がしっかり広がって、しっかりとハーブの成分を抽出することができます。
Step3. The steeping time 果報は寝て待つ
ほとんどのハーブティーのパッケージには、お湯を注いでから「3分から5分」くらい待ちましょう、と書いてありますが、これは少々短めです。少なくとも7分から10分くらいは、じっくり時間をかけて抽出しましょう。
これは葉っぱのハーブの時の抽出時間。もし根っこのハーブを使う場合は、15分は抽出してあげる必要があります。
本来は、根っこ系のハーブは「デコクション」と言って小鍋でコトコト煮るとベストです。(お時間ある時はぜひデコクションで!)
Step4. The lid 蓋で有効成分を逃さない
ハーブティーを抽出するときは、ティーポットでもマグカップでも、必ず、必ず蓋をしましょう。
これは、ハーブの有効成分が湯気と一緒に揮発してしまうのを防ぐためです。それに、抽出時間が長いので、蓋をしていないと冷めてしまいます。
Step5. Enjoy! 出来上がり!
茶葉を茶漉しで漉しながらカップに注ぎ、しっかり濃いめのハーブティーをゆっくり楽しみましょう!
最近私が飲んでいるハーブティーについて少し
ここ2ヶ月くらいは、夜寝る前にYogi Tea(ヨギティー)を飲むのが日課になっています。
ヨギティー、きっとKALDIとかで買ったことある人もいるのではないでしょうか。今まで、ティーバッグのハーブティーを(勝手にも)見下していた私。
ちょっと「どうせ気休めなんだろう」という穿った見方をしていたのですが、Yogi Teaのアシュワガンダブレンド(アシュワガンダ、セージ、ラベンダーなどのものすごく香りの良い抗ストレス系のブレンド)を飲み始めて、実際のリラックス感や自然に眠気が起こる感覚があり、今までの見方を反省しました。純粋に感動して、今では色々なブレンドを試すのを楽しみにしています。
私が飲んでいたアシュワガンダのブレンドのパッケージには「Supplement(サプリメント)」の文字が。どうやらこのブレンドは日本では売られていないようでした。(私はiHerbで買いました)アシュワガンダは今色々と医薬品として研究が進んでいるため、日本では販売されていないのかもしれません。
とはいえ、品質の良いハーブティーは専門店などで手に入ります。ティーバッグはとても便利な反面、ハーブの持っている力(薬理作用という)を最大限得るのが目的ならば、専門店の茶葉を買うのをお勧めします。体質の改善や、健康の増進を目指している場合、ちゃんとハーブの知識のある人に相談できるお店がベストです。
私の場合、毎晩のリラックスタイムに楽しむのには、品質の良いティーバッグは最高のチョイスだと思っています。
交感神経が優位な「あれやらなきゃ、これやらなきゃ」というモードから、照明を落として、何も考えずにハーブティーを淹れる。ゆっくり飲みながら、副交感神経が優位な「おやすみ」モードに自然に切り替えていく。
毎日の「儀式」的な感覚で、日常にハーブを取り入れて、心と身体が緩まるのを感じてみてください。

